2018年5月25日金曜日

今年こそSDA王滝100km!その3 腹時計と壊れた時計?とハッピー滑り台!

☆箱チャレンジ2018 今年こそSDA王滝100km!その3 腹時計と壊れた時計?とハッピー滑り台!
少々のトラブルはありつつも、幸い気温はさほど上がらず、汗がちょうど冷えて気持ちいい感じ。このままCP1へひたすら登る登る。足切りは10:00で、完走リミットタイムは9:30。(ちなみに去年は9:57通過)ちょっとお腹が空いたような感覚が出てきたので、迷わずジェル投入。手持ちは8本。少し心許ないですが、残したってしょうがない!ハンガーノックになりそうだったら、誰彼構わず泣き落として分けて貰うか、拾い食いだ!!
最初の下りを過ぎ、そろそろ回りに人が居なくなる頃。。と思ったら今年のコースは42kmと合流でした。そんなわけで林道登り始めのような賑やか状態。数珠繋ぎなので、コケたりふらつかないよう気は使いますが、こんな長いこと集団で登ったの初めてかも!
例年、ぼっち走になって回りに誰も居なくなるので、好きなように走れるメリットはあるけど、もしかしてミスコース?とか、野生動物に遭遇したらどうしよう。。とか、ネガティブなことばかり頭に浮かんでしまうので、この山奥のわちゃわちゃ感がなんだか楽しかった!しかし。「こいがしたい」いや、「こしがいたい。。」
原因の一つは、暑さを想定して多めに持った水(1L弱)でした。
今考えたら捨てて給水でちまちま補給すりゃ良かったけど、気温も低く、あまり水も飲んでなかったのでさっぱり減らず。。痛い腰をさすりながらひたすら耐えますが、前走者も腰をさすってる。。みんなツライんだ。
幸いにも下りに入ったらドロッパーポスト大活躍。姿勢を変えられるので腰の痛みをごまかすことができ、CP1に無事到着。コース上に止まってしまい誘導されるも、腰が固まって咄嗟に反応できずゴメンナサイ。
スタートから3時間10分。完走リミットタイムまで20分の貯金が出来ました!!完走が見えてきたので、軽く羊羹とジェルを摂って先へ急ぎます。
42kmの選手はここでお別れなので、ずいぶん人が少なくなったけどまだ人が居る状態。王滝らしい白っぽい道も、昨日の雨のせいか少し締まって土埃もなく、比較的よいコンディション。途中、下りでかなり派手に石を跳ね上げて凄い音がしたけど、タイヤもリムも無事なようなので構わず先へ。あとから見たら傷もついてませんでした。カーボンリム丈夫だなぁ。
気が付いたら心拍計が40台と、ヘンな数字を示していることに気づきました。夢のお告げか!多分汗で落ちて腹時計になってるんだろうけど、ちょっと引き上げてみても変わらず。今のところ上がりすぎてしんどくなってる感じでもないので、放っておこう。
CP2突破が完走のカギだと思ったので、しんどいけれど足を止めずに進みます。下りのガレの振動を拾うと手が辛くなりそうですが、幸い去年から投入しているESIグリップは、素っ気ない形がむしろ良いのか、ずいぶん手が楽になったような感覚。そして、貴重な平坦区間の三浦ダム付近は、路面も大人しくなり、この綺麗な湖の景色を見てるのは100kmライダーだけ、と思うと妙にテンション上がって、少しペースを上げることができました。
幸い、気温の上がり方も鈍く、給水ステーション利用者も誰もいない状態。コンディションにも恵まれた!長い長い登りが続きますが、足を止めずに関門が13:00のCP2までたどり着くことができました。ここで時間をチェック。何?12:00?もしかして時計壊れた?
どうやら公式記録とも一致していたので、時計が壊れたわけではなかったようです。ここまで休まずに来たので小休止。今のうちに固形物を食べよう!と、トイレ待ちの間にエナジーバーと羊羹を食べて、ドリンクを追加。
スタッフが盛んに「トンネルは歩行になります!降りて歩いてください!」
と言っていたので、おそらく壁に激突するかスリップするかの大落車が複数起こってしまったのかと憶測。 
秋の42kmに出た人はご存知だと思いますが、今回100kmのコースに組み込まれたトンネルは舐めたら怖い。湿って床が滑りやすいのもありますが、真っ暗なので平衡感覚を失って、気が付いたら壁にぶつかる寸前だったことがありました。明るいライトでも意外と前方しか照らさないタイプが多いので、小さなライトでももう一つ、壁の方向を照らすように取り付けると、壁との間隔が分かって激突事故を防げます。
さぁ、見たことのない景色へ向かってCPを出発だ!
あれ?見たことない景色。。見覚えある。。これは!!できれば見たくなかった景色だった通称「敗者ロード」だ!なんだか複雑な心境だ!
敗者ロードはダートの下りが続くけど、途中から舗装路の下りになり、ペースが一気に上がります。はっ!手が痛くならない!ものが飛ばない!石をはねない!!何だこの「ハッピー滑り台」は!!舗装路サイコー!人類の生み出した至高の発明だ!!
と、わざわざお金払って延々とダートを走りクタクタになるレースに出た人全てを敵に回すようなことを考えていたら、件のトンネルに到着。トンネル内は降りて歩きます。ちょっとした洞窟探検の気分。足場も悪いし、事故が多発したのか。。
そこからさらに下って、何かあった。。あれ?もしかしてこれは最後のCP3?あまりにもあっさりと通過しすぎて拍子抜けしました。
このままいけば完走は間違いないので、なんだか気持ちが萎えて、ダラダラ林道サイクリング状態。回りのライダー達もそんな感じなのか、同じようなペースでダラダラと登っていきます。長い。ホントに長い。まぁ、きっといつか下りになるだろう!!
このあたりから「あと●●km」の看板が次々と出てきました。下りに入ると一気にペースが上がり、遂にゴール。まだ見ぬ景色にようやくたどり着くことができました!!完走です!! ゼッケンを塗りつぶされずにチップを外されました。タイムは8時間7分28秒。良いコンディションとハッピーボーナス滑り台に助けられました!!ちなみにNPは94W。それほど高くはありません。
会場に戻る間、嬉しさよりも「あぁ、終わったんだな 疲れた腰が痛い」ぐらいの淡々とした感情で戻って、後始末を済ませリザルトを確認したら、まさかまさかの年代別入賞!!嬉しいボーナスが付いたのでした!!

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