2015年11月2日月曜日

ピットでの逆走(シクロクロスのルール)

ピットでの逆走に関するルールについて
図 基本的な考え方より
これが大原則です。ルールとしては赤線で書かれた区間をピットエリアと考えるとわかりやすいと思います。
青線区間は本コースでこの区間での逆送をする事は出来ません。
またピットの競技レーンとピットレーンの行き来に関しては黄緑の矢印の方向でしか進む事が出来ません。
ケース1
水色のルートの場合は基本的な考え方の黄緑の矢印を逆走になる為に違反。
ケース2
①の段階で本コースに出ている為に本コースの逆走は認められていない為に水色、オレンジともに違反。
ケース3※2017/11/30追記
このケースは問題なしとしていましたがピットレーンの逆走に関してはかなり厳しく(他者妨害)見られるのでピットレーンに誰もいないぐらいじゃないとペナルティになるケースが多いようです。なのでこの場合はピットスタッフがピットレーンを順走して選手を追いかけるのが正解のようです。
全てのケースにおいて”他の競技者の妨害をすることなく”とありますので逆走中に他の競技者と接触した場合は問題になるかと思います。
今後も僕自身が疑問に思った部分などはコミッセールに確認して、その情報を出来る限り共有をしていこうと思いますので是非パックスサイクルへの”いいね”をお待ちしております。
by.キクちゃん@レース翌日が雨で片付けが出来ない。。。
追記 本コースとピットエリアの境界においては黄色の旗で明確にわかるように表示されるようになっています。(ご指摘を頂きました。)

2015年11月1日日曜日

シクロクロスにおける補給について

シクロクロスにおける補給について。
競技中の”補給”の定義ですが外部から飲み物等を渡す行為を”補給”と見まします。
スタート時にボトルケージとボトルを付けた状態で出走してボトルを飲む行為は”補給”ではありません。
ケース1
スタート時にボトルケージとボトル無し。
ピットのバイクにボトルケージとボトル有り。
この場合は最初のバイク交換と同時に外部から”補給”と言う事になる為に違反となります。
ケース2
スタート時にボトルケージとボトル有り。
ピットのバイクにボトルケージとボトル無し。
この場合はピットでバイクを交換したとしてもスタート時のバイクに乗っている状態であればボトルを飲む事は可能となります。
ボトルの水を追加する等の行為は外部からの”補給”となる為に違反となります。
ケース3
スタート時にボトルケージとボトル有り。
ピットのバイクにボトルケージとボトル有り。
常にそのバイクについてあるボトルを飲む事が可能です。
ボトルの水を追加する等の行為は外部からの”補給”となる為に違反となります。
ケース4
スタート時にボトルを背中のポケットに入れてある状態。
この場合は飲む事が可能です。
(正直ワンピースを前提なので想定をしていない。)
つまりレース途中に水を飲みたいと思っているならスタート時に持っていない限りレース途中から水をもらうと言う事は出来ないと考えればと思います。
”補給”が可能とコミッセールが判断した場合は上記の”補給”行為が可能と言う事になるそうです。
※昔は25℃(だったかな?)以上っと言う気温条件がありましたがそれは撤廃されて全てコミッセール判断と言う扱いとなります。
以上UCIコミッセールに補給に関して確認を取りました。今後も疑問点などは積極的に確認をして情報の共有をしていこうと思いますのでぜひパックスサイクルにも”いいね”をお願いします。
by キクちゃん@ようやくCXにシーズンイン

2015年2月25日水曜日

ホイールオーダーの際に(その2)

さて先日のホイールネタの続きです。
~~ここから~~
この5万円50ポイントと言うホイールに関しては
あまり大きな個性のあるホイールが出来ないと言うのが前回のマトメになります。
ここからは普通のロード用のアルミホイールのお話になります。
(ツーリング用等は少し違ってきます。)
さてここからは具体的なホイールを出していきますが、
価格とスペックだけをピックアップしていますが、
この数字だけではホイールを評価できない事を先に補足したいと思います。
(ハイトが高くて軽い方が良いと言うわけではありません。)
WH-6800 46,106円 23mmハイト1640g(特記としてはTL対応)
ALX440 45,360円 24mm/26mmハイト1530g
ZONDA shimano 65,000円 24mm/30mm 1555g
上記で一番良いホイールはどれですか?ってなると答えが中々難しいかと思います。
ACCELERO PRO 40 52,920円 37mmハイト1855g
SCIROCCO 35 shimano 44,500円 35mmハイト1710g
少し個性があるホイールで平地向けのホイールをピックアップしてみましたが、
重量の大きなネガティブを見ればホイールとしての総合点はかわらないのではないでしょうか?
オリジナル30mmWOリム 10800×2
オリジナルハブ前後 27000円(ストレートプル)
DTコンペBLK 7680円(ストレートプル)
SAPIM ノーマル ブラック ブラス 14mm 528円(BLK)
工賃 4500+ストレート1000×2
上記63308円
これが当店の一番スタンダートなホイールになります。
リムハイトは30mm(リム幅24mm)で1550gです。
予算を落とすのであればストレートプル⇒Jベンドで1.5万円程度予算を下げる事が出来ます。
上記の叩き台からアップチャージにて個性を出していく形になります。
アルミニップル化(軽量と耐久性のトレード)
エアロ化(エアロコンプで重量変わらずのエアロ化)
エアロ化+軽量化(CX-RAYで軽量+エアロ化)
溶接リム(精度、軽量化)※4月以降
溶接リム+リムテープレス+チューブレス(軽量化、剛性)※6月以降
このような形で予算と要望でアップグレード(ネガティブが伴う部分もあります。)していくのが
比較的わかりやすい考え方になるかと思います。
~~ここまで~~

2015年2月23日月曜日

ホイールオーダーの際に(その1)

良くある5万円ぐらいでホイールを作ってくださいと言うお問い合わせに少し書かせていただきました。
(お客様とのメールのやりとりの抜粋です。)
~~ここから~~
例えば予算5万円で50ポイントの性能があると考えてください。
これらを剛性、耐久性、軽量に振り分けるとします。
LV1⇒LV2にするには10ポイント使用します。
LV2⇒LV3にするには20ポイント使用します。
もしホイールの中でLV1の項目が1つでもあれば他がどれだけ良くても全く走らないホイールになります。
ではあとは好きな組み合わせを考えてください。
っと言うのが完組みを含めての性能のステータス振りだと考えてください。
剛性LV2(10ポイント)
耐久性LV3(10ポイント+20ポイント)
軽量LV2(10ポイント)
合計50ポイント
剛性LV3(10ポイント+20ポイント)
耐久性LV2(10ポイント)
軽量LV2(10ポイント)
合計50ポイント
剛性LV2(10ポイント)
耐久性LV3(10ポイント)
軽量LV3(10ポイント+20ポイント)
合計50ポイント
実はこの3種類しか組み合わせが取れないと言うのが実情です。
そうなるとホイールとしての最低性能(LV2)は確保した状態で予算が少ない中でステータス振りをしようとなるとあまりキャラクターのある(平地特化など)ホイールを作る事が出来ないと言うのが現実になります。
その中からPAXホイールの上記には無いアドバンテージと言うのが、壊した時の値段の安さと考えて頂ければと思います。
(使い続けていく際のコスト)
例えばフルクライムのレーシング4(OEM向け)でリム単体で2.6万円が必要です。
※これ以下のグレードはリム単体の補修パーツすらありません。
(ZONDAになるともう少し高いぐらいの金額です。)
つまりトラブルで今後壊した際に最低必要な金額がリム、スポーク、ニップル、工賃で3.5万~4万円が必要と言う事です。(1本)
その点PAXに関しては基本的に都度で対応していきますので、
2万円程度であればハブを流用して新品状態に戻す事が可能です。
使い続けていく為の選択としてのPAXのオリジナル商品が実際に走る(実業団選手)などに愛用されている理由のひとつになります。
~~ここまで~~
お問い合わせの返事にお時間を頂く事がございますが、1件1件このような内容でお返事を出させていただいている為にどうしてもお時間を頂くケースがあって大変申し訳ございません。
出来る限り最適で最善なお返事を出してかつホイールの納期も早く出せるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。