2018年4月27日金曜日

日泉ケーブル入荷!おススメは。。

☆日泉ケーブル入荷!おススメは。。
先ごろ取扱いを開始した「日泉ケーブル」のブレーキ、シフトのアウター&インナーが入荷しています。
ワイヤーという、一見地味な商品ながら話題に上っていたので、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
実は1月の「サイクルパーツ合同展示会」でブースにお邪魔してSP-31スペシャルステンレスインナーという商品を見せて頂いたのですが、ワイヤーを丸めたときに、描く弧がとても小さかったのです。ワイヤーの現物も、とてもしなやか。
このしなやかさは、通常使われるインナーケーブルの素線が19本に対し、31本で構成されている為に生み出されるもの。
また、外側の表面を削り真円に近づけ、特殊なコーティングを施しているため、低摩擦で引きが軽いとの事。
ちょっと頭に思い浮かんだのは、エントリークラスの女性用モデルのワイヤー取り回し。
サイズが小さい故に、ワイヤーが緩やかな弧を描けず、かなり無理やり感を漂わせて曲がっているのも多々あるのではないでしょうか。
そういった取り回しは、引きの重さにつながってしまいます。
本来、弱い力でも利くように引きを軽くしたいところですが、サイズが小さい故に、より引きが重くなってしまうのは何とも皮肉です。 
Di2や油圧ブレーキを導入する、より上位のモデルにコンポーネントをアップグレードする、というのが正解な気がしますが、ぶっちゃけ、既にエントリーモデルを買ってしまった女性ライダーが、そこまでの予算出せるか?って思うとキツイですね。
もうちょっと現実的な予算で、もう少しブレーキ、変速回りを使いやすくしたい時に、こちらは試す価値ありではないでしょうか。TTバイク、内装ワイヤーのキツめの取り回しにも。。
なお、インナーとアウターは日泉製品をセットで使うのが、相性が良いと思われるそうですので、いくつか種類のあるアウターについてもご説明。
シフト用は、他社の縦に素線が並んだタイプと異なり、コイル状になっているため、11速を使う場合は、コイル素線を太くし剛性を持たせた11速対応アウターがお勧め。
ブレーキアウターは「ステンレスアウター」と「ヴィンテージアウター」の2種類をオンランショップで取り扱っていますが、こちらの違いは、コイル部分の材質がそれぞれステンレス、鉄の違いだけでなく、コイル部分の構造も異なるそうです。
「ステンレスアウター」は素線を平たい板状のように加工して、コイル状に巻いたものです。そのため、ブレーキレバーを握ったときにカッチリした感触になります。
当店扱いの「ヴィンテージアウター」はコイルの材質が鉄、素線をそのままコイル状に巻いたものです。
(ステンレス製のヴィンテージアウターは、当店での取扱いはございません。)
ステンレスアウターよりもしなやかですが、ブレーキを握ったときの感触もヴィンテージバイクに近づけるため、握った後でもさらに握りこめるような感触(懐かしい!)だそうです。
見た目もヴィンテージバイクに似合いそうな色合いですが、感触まで再現しているんですね!
ブレーキアウターはそれぞれ、カラーラインナップも多数あり、ステンレスアウターには綺麗なクリアカラーもあります。
一味ちがうカスタム、気になりますね!
箱の人@地味めな箱です!