2017年11月24日金曜日

野辺山直前! 寒冷地のレース準備メモ!

☆野辺山直前! 寒冷地のレース準備メモ!
さて、やりっぱなしの記事が多いのですが、今週末はシクロクロスのお祭り、野辺山2daysです。エントリーもあっという間に埋まり、大変な人気のようですが、寒冷地のレースは初めてという方もいらっしゃるかもしれませんね。
パックスサイクルはわりと寒冷地に位置しているので、日頃からやっている寒さや雪の対策は、初めての冬レースには役立つかもしれません。寒い、というと、着込めば良いのでは?と思いがちですが、氷点下を下回る気温だと、思いがけないトラブルが多々あります。
宮津選手を始めとして、先日のSDA王滝レポートが上がっていますが、凍結や積雪に苦しめられ、苦戦を強いられた様子が沢山伝わってきます。
※余談ですが、多分今後、そこまで過酷で長い氷点下のレースは、安全面を考えると開催できないかもしれません。出場された選手の皆様は、公開するしないはともかく、装備、状態、やったこと、起きたトラブルなど、メモでも構わないので、忘れないうちに記録しておくのをおススメします。それは自転車レース史上に残る貴重な記録になるかと。。
・車の準備編
車で来られる方が多いと思いますが、スタッドレス、チェーンなどの凍結、積雪の為の装備をお願いします。予報では晴れで、現状積雪が無いようなので、要らないだろうと思われるかもしれません。また、積雪地以外では、冬の装備は使う機会が無いので、出費を抑えたい気持ちも分かります。
しかし、一度でも降雪があって、朝晩の気温が氷点下を下回っているなら、その地域でのご挨拶は「もう換えた?」になります。(これホントです)
こんな経験した人居ませんかね?冬に出先の積雪地のコンビニで、やたらジロジロと車を見られたり、周りをうろうろされたり。
県外ナンバーだからってふざけやがって!感じ悪いな~。
コレ、切実な事情があります。「除雪してるからと夏タイヤで来た遠方の車のスリップ事故」というのは、この時期のニュースでよく流れています。。一見除雪してあるように見えても、特に山間部では強風が吹くことも多く、地表近くでは水分が凍結して、スリップしやすい状態になってます。(レースに出る車は、めいっぱい積載していたりで重量も嵩んでいることもお忘れなく)
やっぱり県外ナンバーの車のタイヤ事情は、地元の人は気になってしまうんじゃないでしょうか。勿論、スタッドレスに換えたからといって、スリップの危険が無くなるわけではないですが、「この時期なのに夏タイヤの、自転車を載せた県外ナンバー」はどう見られるか、御一考の程を。
その他に用意しておいた方がいいものは。。
・雪落とし用のワイパー棒(乗っけたまま走る車が居ますが、後ろの車に雪の塊がぶっ飛びますよ!)
・小さなスコップ
・ボロ毛布やダンボール
・エマージェンシーシートや保冷バッグ
なお、車は恐ろしく冷えます。
朝晩の気温が氷点下を下回るところでは、迂闊に液体(特に瓶)を置いておかないよう気をつけましょう! 
全然、自転車の話じゃないですが、冬のお出かけの際はご参考に。。
箱の人@野辺山でお汁粉食べよう♪

2017年11月18日土曜日

HTペダルのメンテナンスについて(その1)

☆HTペダルのメンテナンスについて(その1)
今週末も各地でCXレースが開催されていますが、どういうわけか今年は泥コンディションが多いようですね。レースも大変ですが、レース後のメンテナンスも大変。表面の泥だけではなく、洗車によるダメージも気になります。
さて、CXレースでも多数のライダーにお使い頂いているHTペダルですが、シール部分はあまり頑丈ではありません。泥や雨のレースになると、泥が内側に入り込み、ヤスリのように内部を削りガタの原因になってしまいます。
なにそれ面倒くさい。メンテナンスフリーだといいのに。と思われるかもしれません。
はい。メンテナンスフリー、とても響きのいい言葉ですね。
実現する為にはどうすればいいか。内部の密閉度を上げれば、分解が困難になるでしょう。シールを頑丈にすれば、重量も確実に増します。HTペダルの強みである「軽量で回転が軽く、構造が簡単」からは、どんどん離れていってしまいますね。
高圧洗車機を多用するようなCXのレース等ではむしろ、構造が簡単で手軽にメンテナンスできる(=いい状態にすぐ戻せる)方がベターではないでしょうか。
HTペダルは部品点数も少なく、構造もシンプルなので簡単に分解してメンテナンスができます。動画も公開されています。型は違いますが、手順は同じです。
https://www.youtube.com/watch?v=0cdp-zroZyo&t=1s
用意するものは ペダルに付属の8mmビットソケット、5mm六角レンチ、グリス(テフロングリス推奨) 6mmソケットレンチ(無い場合は6mmスパナやモンキーレンチ、万力でも代用可能)となっております。
動画でも説明されていますが、注意すべきなのはシャフトネジを締める際、締めすぎてしまうと、ペダルの回転が渋くなり、もっと締めこんでしまうと、ベアリングを破損してしまう可能性があります。
ペダルボディを掴んで揺すってもガタが出ない、かつ、スムーズに回転するところで止めます。一気に締めこまず、アタリが出る手前で少しづつ締めて加減を見ると良いでしょう。
なお、右ペダルは逆ネジになっています。間違えてネジ山を破損させないようご注意下さい。
次回は実際にやってみた編です!すごい色のグリスが出てきましたので、お楽しみに!
箱の人@メンテ必須の箱ですから
YOUTUBE.COM
How to maintain and service the HT X1 pedal.


2017年11月1日水曜日

人気沸騰?!低圧専用エアゲージ! を使う前に。。

掲載以来、人気の商品「パナレーサー タイヤゲージ低圧専用」は、さすがCXの会場でも皆様使っていらっしゃいました。
確かに従来のエアゲージでは低圧が見づらいし、細かい調整がやりにくかったので、コレはみんな使いたいだろうな、と思ったのですが。。
ちょっと気をつけて欲しいことが一つ。
「一度でも、針が振り切れるほどの高圧で使うと、壊れる恐れがあります!」
高圧のロードバイクと兼用できないのは勿論、普段低圧で運用するチューブレスタイヤでも、組付け後のビード上げの為に、目一杯エアーを充填するかと思います。
恐らく、上限軽く超えちゃってますね。。
空気圧を測るときは、そういう状態なら少しエアーを抜いてから、という習慣をつけるといいかと思います。
なお、圧力計の選び方で参考になるサイトはこちら。。
https://atsuryokukei-proshop.com/wppost/plg_WpPost_post.php…
「実はもう振り切れるまで使っちゃってるんだけど、使えてるから問題ないんじゃない?」というご意見もあると思いますが。。
3合炊きの炊飯器で5合のごはんを炊こうとすると、どうなるでしょうか?水を入れた時点で溢れちゃいますね。さらに無理やり沸騰させたら大惨事でしょう。そして、その後始末をした後に「この炊飯器、キレイにしたから使えるよね?」と言われたら。。「うーん、使わないほうがいいんじゃない?」って結論になると思います。
いきなり想定の倍ぐらいの圧をどーんと掛けられた計測器、計測器として信頼できるんでしょうか?多分「保障はできない」って答えになってしまうと思います。
そして、ちょっと面倒なことに、パナレーサーの従来のエアゲージと、この低圧専用エアゲージ、外観が殆ど一緒(目盛りを見ないと分からないレベル)なんです。
うっかりロード用の工具箱に紛れて、あまり意識せずに使ってしまう、なんてことも考えられますね。
そこで、当店オンラインショップで販売する分には、特製保護ステッカーを付けることにしました。是非使ってみてください。
箱の人@箱にもステッカー付けよう!
PAXCYCLE.COM
シクロクロスやMTBに便利な低圧専用タイヤゲージ。 フレンチバルブ専用。最大計測内圧:320 KPa※ロードバイクタイヤなど高圧の場合は通常のエアゲージをお使い下さい。