2017年12月8日金曜日

寒冷地の対策その2・意外と気付かない油のお話

☆寒冷地の対策その2・意外と気付かない油のお話
さて野辺山の全日本直前になりました。付近の気温を見ていると、最高気温も0度から氷点下と、相当厳しいです。例年の野辺山2daysよりもさらに寒く、ひょっとしたら積雪もあるかもしれません。
こういうレースだと、ついつい雪対策に気をとられてしまいますが、本当に厄介なのは低すぎる気温。。これはホントに困ったもんです。
野辺山で既にお気づきかと思いますが、ウォーミングアップ用オイルを塗ろうとしたら固まった!出てこない!!という現象、ベースオイルによく使われるホホバオイルは5℃ぐらいで完全に固まるので、ぬるま湯等で容器を温めてから使うと、馴染みもよくなるそうです。寒いときは特に、時間に余裕を持って準備するといいですね。
こんなふうに、寒くなるとオイルの粘度が上がって思ったように使えない、うまく塗れないという現象は、チェーンオイルでも多かれ少なかれ出るようです。そこで先日、Muc-Offご担当様に、寒冷地ではどんなオイルがお勧めか伺ってきました。
意外なことに、お勧めはドライ用のオイルだそうです。(Muc-OffだとC3ドライセラミックルブ)
氷点下になると、細かい水分(洗車の霧や滴った水も短時間で凍ります。氷点下じゃないと、なかなか見られない現象が起こるので、ご観覧の方は水に気をつけて洗車にも注目。。)が凍ってしまいますが、ウェット用のオイルはその細かい屑を巻き込みやすく、さらに泥を呼んでチェーンの抵抗を増してしまうとの事。サラサラしたドライ用のオイルは屑を巻き込みにくいが、落ちやすいので頻繁に注油するよう気をつける、とのことでした。
普段、氷点下まで下がらない気温のところにお住まいの方は、何種類かチェーンオイルを用意して、状態を見て使ったほうがいいかもしれませんね。
チームでも愛用品が多いMuc-Offのケミカルはこちら。。
http://paxcycle.com/?mode=cate&cbid=2141256&csid=1
では、極寒の野辺山をアツく楽しみましょう!!
箱の人@ダンボール箱あったかい♪