2017年11月18日土曜日

HTペダルのメンテナンスについて(その1)

☆HTペダルのメンテナンスについて(その1)
今週末も各地でCXレースが開催されていますが、どういうわけか今年は泥コンディションが多いようですね。レースも大変ですが、レース後のメンテナンスも大変。表面の泥だけではなく、洗車によるダメージも気になります。
さて、CXレースでも多数のライダーにお使い頂いているHTペダルですが、シール部分はあまり頑丈ではありません。泥や雨のレースになると、泥が内側に入り込み、ヤスリのように内部を削りガタの原因になってしまいます。
なにそれ面倒くさい。メンテナンスフリーだといいのに。と思われるかもしれません。
はい。メンテナンスフリー、とても響きのいい言葉ですね。
実現する為にはどうすればいいか。内部の密閉度を上げれば、分解が困難になるでしょう。シールを頑丈にすれば、重量も確実に増します。HTペダルの強みである「軽量で回転が軽く、構造が簡単」からは、どんどん離れていってしまいますね。
高圧洗車機を多用するようなCXのレース等ではむしろ、構造が簡単で手軽にメンテナンスできる(=いい状態にすぐ戻せる)方がベターではないでしょうか。
HTペダルは部品点数も少なく、構造もシンプルなので簡単に分解してメンテナンスができます。動画も公開されています。型は違いますが、手順は同じです。
https://www.youtube.com/watch?v=0cdp-zroZyo&t=1s
用意するものは ペダルに付属の8mmビットソケット、5mm六角レンチ、グリス(テフロングリス推奨) 6mmソケットレンチ(無い場合は6mmスパナやモンキーレンチ、万力でも代用可能)となっております。
動画でも説明されていますが、注意すべきなのはシャフトネジを締める際、締めすぎてしまうと、ペダルの回転が渋くなり、もっと締めこんでしまうと、ベアリングを破損してしまう可能性があります。
ペダルボディを掴んで揺すってもガタが出ない、かつ、スムーズに回転するところで止めます。一気に締めこまず、アタリが出る手前で少しづつ締めて加減を見ると良いでしょう。
なお、右ペダルは逆ネジになっています。間違えてネジ山を破損させないようご注意下さい。
次回は実際にやってみた編です!すごい色のグリスが出てきましたので、お楽しみに!
箱の人@メンテ必須の箱ですから
YOUTUBE.COM
How to maintain and service the HT X1 pedal.


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